2013/03/09

軽妙な文章を書けるようになりたい...

「電子証明書の期限が切れ、更新が必要になった」ということを主理由にして、千葉に向かいました。

途中のほくほく線沿線、豪雪地帯は、まだまだ雪に覆われています。

すれ違い待ちの駅、ふと外を見ると、何か迫ってくる雰囲気があって、思わずiPhoneのカメラを向け、何枚かを連続して撮りました。




新幹線に乗り換えた後、この写真に次のメッセージをつけ、facebookに投稿しました。
ほくほく線沿線、雪が多いのに春を感じます。撮った写真にも、春を感じさせる何かが写っているのかどうか、季節をずらしてみなければ分かりません...
思っていることを表現できるように、いろいろ試行錯誤した後の文なのですが、うまく言い切れず、何かもの足りなさが残ったままでした。

そして、千葉ホームに帰ってから、結局、次のコメントを追加しました。
軽妙な文章を書きたい...  と題して。
モヤッとかすんだ空気のせいなのか、雪に反射する光のせいなのか、短くなった影の長さなのか、それとも、つい先日上市川の清流に感じたものをこの川にも感じたのか...春を感じさせるものが何なのかがわからず、ポカポカと暖かい新幹線の車内で投稿しました。

疑問だったのは、この写真を見た方が、書いている当人と同じように、写真から春を感じるかどうかでした。

元の文は、伝えたいことをうまく表現できていない感じがしたので、下記のように変えようとしたのですが、くどい感じがして、結局、修正しないことにしました。

「ほくほく線沿線、雪が多いのに春を感じます。
写真に、春を感じさせるモノが写っていてほしいのですが、撮った当事者には、客観的な判断ができません...
ときをずらせてみれば分かるのかもしれません...」
木曜日 20:23
最初の投稿をしたのは、15:44、その時は、新幹線に乗り換えてから30分以上経っていました。

I君からの、16:38づけの次のメールが入ってきたのは、新幹線を降り、30分以内に買い物を終えようと、丸善でエスカレーターをあわてて昇り降りしていたころのことです。

日本の野球は何であんなに弱弱しくなったのでしょうか?  
昨夜のキューバ戦なんか、最近の便秘は加齢か手術のせいだとばっかり思っていたのに「サムライジャパン」のせいだったのだ・・・     (中略) 
M君の軽妙な意見を聞かせてください。
M君とは、メール仲間で、なんでもスパスパ小気味よく切り崩し、面白おかしく料理してくれる秀才のM君。
文才がないと嘆いていた丁度その時のことだったので、"軽妙"の一語が心に突き刺さりました。
私の文は軽妙ではない !  と。

数日前からのメールのやり取りでは、私のメールは、相手に絡んだり、普段以上に長かったり、面白くもないであろう自分本位の話題にあちこち飛んでコンがらかかりまくっていたので、軽妙の正反対のところにあったのです。

東京駅からの電車の中、軽妙について、いろいろ考えてみました。

軽妙、軽妙 類語、軽妙な 英語、軽妙 意味、軽妙 例、軽妙 の要素、軽妙とは....
これらは、iPhoneに残っていた検索履歴です。

家に帰って、facebookの投稿を書き直そうとしながらも、軽妙な文を書く、ということについて考えてみました。


そして思ったのは、軽妙にしたいからと、あとから修正することこそ、軽妙でないことの極み...

軽妙さに潜むポイントのなかでも重要なのは、リアルタイム性、それが欠ければ、軽妙に見えても、軽妙ではないということです。
ということで、あとから追加したコメントのタイトル「軽妙な文章を書きたい... 」を、次のように変えて、この投稿を終えることにします。

軽妙な文章を書けるようになりたい」

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