2013/02/22

日記よりは時分記

日記よりは時分記


<要約>

 時分記とは、日記のように、1日の終わりに、まとめてその日のことを書くのではなく、空いたとき(時間、分)を利用して、自分の日常を、いや"時分常"を、記録することをいいます。
  "リアルタイム記"、あるいは、"ディレイドタイム記"とよべば、もっとわかりやすでしょうか...

時分記をすると、時・分という、短いサイクルで過去を振り返ることができ、そのことにより、短いサイクルで、未来を見つめ直すことができます。

 “時分記"は、"じぶん記"とも読めます。自分の記録:"時分記"、あるいは"時分記システム"は、「今、この時」を充実させる仕組みです。

たとえば、これから過ごすひとときが、怠惰なヒマつぶしの時間であったとしても、それが、自分で確認し、決断した行動であれば、そうでなければムダとしか言いようのない時間でも、意味のある重要なときになるのです。

"短いサイクル"とは、突き詰めれば、"今"という点になります。点である今の上で、自分の行動を、評価し、予測し、修正することができるようになる、あるいは、そう思えるようになることが成果です。

その点が連続して線として見えるとき、線上の点の一粒一粒が、満足して過ごした生活の刻々の流れを物語って、まぶしく光って輝くでしょう。

<詳細>

10代の終わり、そして、20代のころ、毎日、日記をつけていた時期があります。
なぜ、日記を続けられたのか、要因を考えてみました。
  • 毎日のように、新しいことや印象深いことが身の回りに起きて、これを記録しなければという気持ちが、自然と内からわいてきた。
  • 若かったから、まだ知らないことがいっぱいの世の中で、感受性も高く、日常生活のほとんどのことが物珍しかった。
  • また、わからないことや自分への課題も、次々と発生していた。
  • 起こったこと、体験したことの一つ一つのことは、そのまま記憶にとどまっていた。覚える努力をする必要がなかった。
"あれから40年"(綾小路 きみまろさんの口調で読んでください...)、これらの要因を、今の状況と対比すると、すべてが、逆になっています。
  • 新しいことや印象深いことは、身の回りではほとんど起きない。
  • 面白いことを求めて、新聞やニュース、をあさっている。
  • それでは足りないから、facebookをのぞいたり、それをきっかけに、イベントに出かけたりする。
  • 記録が、行動の指針につながることが薄れ、記録の意味は、次の2つのことが中心になった。
  • あたまで記憶・整理できないから書いて残す
  • ちょっと格好をつけたメッセージ:メールやfacebookの投稿 ; これらをまとめて、何らかの形あるoutputにしたいという願望のため
  • 発見や驚きに関しては、 世の中のこと、何が起こっても、めったに驚かなくなったしまった。何か事件が、自分のまわりに起こったらまた別の話ではあるが...
  • わからないことや自分への課題はなくなったわけではない。むかしと同じように次々と発生はするものの、それらは、行動の指針ではなく、選択と、実行の管理の問題に変わってしまった。
  • 体験した一つ一つのことは、記銘しようと努力しなければ、何も、記憶にとどまらない。
記憶の衰えについては、別途ページを改めて記録しなければならないのですが、それを克服する良いアイデアを思いついたのが、今年の初めのことです。それから、約1.5か月(2月半ばのこと)、いろいろ試しながらやっているのが"時分記"です。

時分記とは、日記のように、1日の終わりに、まとめてその日のことを書くのではなく、空いた時間、分を利用して、自分の日常を、いや"時分常"を、記録することをいいます。
いわば、リアルタイム日記、あるいは、ディレイドタイム日記です。

とここまで書いて、そういえば、似たようなことを、昨年、テレビで番組で紹介していたことを、突然、思い出しました。

検索して調べてみると、"ライフログ"や"時間ログ"というキーワードが見つかりました。
私の"時分記"に近い概念が、今や普通のアイデアとして、常用語になっているようです。しかも、それを支援する、アプリケーションさえも出回っているようです。

ということは、私のアイデアも、実は、顕在的に忘れてはいたけれど、その概念が潜在的な記憶となって脳の奥底にとどまっていて、なにやらいろいろ考えているうちに、そこから、じわじわと滲み出した結果、編み出されたような気がします。

しかし、IT機器を駆使するライフログや時間ログは、私のアイデア、時分記と似ているようで、実は、大きく異なっています。ライフログは、ディジタル化することによってそう呼ばれるのに対し、時分記は、ディジタル化はどちらでもよいのです。

そして、時分記の目的は、これらを集大成してビジネスに利用するというようなことではなくて、今という時間を充実させることにあり、時分記を残すことはあくまで手段なのです。

"時分記"の現状とその狙いは、次のとおりです。

狙い:
  • 記憶の補助、支援、代替
  • 時分という短いサイクルで過去を振り返ることにより、短いサイクルで、未来を見つめ直。そして、今の自分が望むことをする...
  • そのことにより、自分の行動を、評価し、修正し、予測することもできる。すべてが自分の選択による自分の責任!
  • これからの時間が、怠惰なヒマつぶしの時間であっても、それは、自分が予定し、決断した行動である、と言い切ることにより、怠惰なヒマつぶしの時間も、意味のあるものになる。
  • "今、この時"が、自分の時分として、身近になる。
現状:
  • 24時間単位に記録できるダイアリーを購入し、時間があるたびに、それまでの行動を記録
  • 行動の記録は、短い単語で十分
  • 記録したとき(時分)に、次のようなことを考え、必要であれば、メモをとる
  • 過ぎた時分は、満足できる内容であったか?
  • それは、あらかじめ、予定し、準備したことであったか?
時分記という概念が生まれた背景:
  • 2013年、ダイアリーを4つ用意し、これを適当に、使いまわし始めた:
  1. 携帯用ポケット・ダイアリー(ビジネス手帳サジェス:博文館新社):  予定・結果・メモ用、時間の記録もできる
  2. 予定専用ダイアリー(能率ダイアリー: キャレルB6バーチカル-ブラック): : 予定を時間単位に書き込める。   はじめは、これに予定と結果の両方を記載する予定だったが、このダイアリーは、8時から22時までしか時間の枠がなく、週末が簡略形式になっていて、午前・午後の枠しかないので、記録をするには機能能不足があり、次の24時間記録できるダイアリーを追加購入した
  3. 24時間記録用ダイアリー(サジェス24 B6 :博文館新社): 24時間の記録できる。ただし、単語を並べるくらいのスペースしかない。ほとんど空白の、寝ている時間帯は、目標の達成状況の記録用に使っている
  4. 実績専用ダイアリー(能率ダイアリー: キャレルB6ウィーク-レッド): 実績というよりも、これは従来の日記にあたる。1ページが4日分なので、記入できるスペースは少ないが、今のところこれで足りている。
  • なんとなく始めた時分記、やっているうちに、今、何をしなければならいか、ということを、以前のように悩まなくなった。 
  • 潜在意識その2
  1. 「選択日記をつければ、選択したときの心の状態がわかる。そうすれば、ときにトリッキーに働く記憶に信を置くのではなく、明確に綴られた過去をたどることができる。そして、自分の傾向や特性、間違っていたことも分かってきて、そのうちにうまく調整ができるようになる.....」上記は、The Art of Choosing (邦題『選択の科学』シーナ・アイエンガー、文芸春秋)にある、選択日記を書くことの勧め。これが印象に残ったこと(2012年4月ころ)を思い出したが、例によって、そのことさえ忘れていた。
  2. Afterwodに、選択日記を勧める一文*があり、その理由をもっと知りたいために、早く読める日本語版を買ったのだが、生憎、日本語版には、そのページはなかった。
    *
    I recommend that you keep a choice diary......Write down what your main options were, what you choice, your reasons/motivations for the choice you made , and what your expectaions are for the future...

手帳・ダイアリーについても、ページを改めなければなりませんが、これまでとの違いを簡単に要約すれば、次のようになります。

これまで
  • 手帳型や卓上型ダイアリーは、会社員時代、毎年入手して利用していたが、それを1年間通して真面目につけたことは一度もない。
  • 理由は、その手帳やダイアリーが使いにくかったこともあるが、本当は、活用の仕方を自分で決めていなかったことである。
  • また、電子手帳や、パソコン上のソフト、等を、思いつきベースで併用していたので、結果として、スペースの多い手帳・ダイアリーを毎年残すこととなった。
今年から
  • 4つの手帳とダイアリーと、その他のツールの役割を決め、それぞれの目的に合わせて使うようにしたので、今のところ、混乱はない
  • 重複や抜けを、敢えて、気にしないことにしたので、互いに他のツールを補完して、うまくいっている
というわけで、"時分記"あるいは"時分記システム"は、「今、この時」を充実させるひとつのツールとなりうる、というのが結論です。
  • 短いサイクルで、過去を振り返り、未来を見つめ直すことによって、無駄を最小・最少にできる
  • 結果として、無駄をも予定の範囲に収めることができる。
  • もちろん、充実した時間を極大化することが、本来の狙いである
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