この件では、領土問題になぞらえた下世話なアナロジー“草刈領土問題”を展開させてみましたが、この事件や郵便割引制度の裁判を契機に、少し立ち止まって考えてみたことによって、私は、よい体験をし、貴重な教訓を得ることができました。
「….ブツブツしながら、結局は、熊手で、大きな草をさっとさらいました。….」
前回気が付かなかったのですが、これがとてもよかったと思います。家の前の道路を汚していた草片を取り除いたことによって、気持ちがよくなり、恨みがましさが減少したのです。問題は、誰が汚したかではなく、そこが汚れていること。
問題をその場ですぐに解消することによって、ドーパミンが分泌されたのでしょう。
「そういえば、『思い立ったが吉日』という諺があるが、あれはこういう脳の働きも含めた言葉なのだな」と勝手に解釈し、以来、「あっ、これ!」と、思うようなことがあれば、すぐその場で対応するようにしてみました。その場で対応といっても、廊下にゴミが落ちていたら、箒を持ち出して掃除を始めるのではなくて、腰をかがめてそのゴミを拾うだけにするというような、些細なことです。言葉を変え、状況も変えれば、「あれにしようかこれにしようかと悩んでいるときは、『今、できることをやる』」という簡単なことです。「タテのものをヨコにする」だけでもいいのです。
『領土問題、正義、行動の動機づけあるいは優先順位のつけ方、気持の持ち方について』の教訓
対人関係、コミュケーションにおいては、融和を前提とすること偏りなく、広い心を持って対する
対立する 可能性をはらむ関係・間柄においては特に
好き嫌いがある時は、それを増幅させないこと。
“嫌いには好きがある”を思い出し、好きなところを思い出す、あるいは、見つける。
それでも嫌いが残るのならば、理性が嫌うだけにし、感情的な嫌いにしない
行動の動機づけ、あるいは、優先順位のつけ方
優先順位を考えるのはよいことだが、ことに当たってはそれにこだわらない
場/状況の求めを読んで、その場でできることをやる正義・判断・決断
常日頃考えていることの中からしか、判断が生まれない
考えられないことは、考えない気持ちの持ち方:あたま(明るく・楽しく・前向きに)を忘れていました
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