2008/03/16

時間の相対性

目を閉じて、1分間経ったと思うときに手を挙げてもらうテストを、75才の人に行った結果、1分より早く、たとえば45秒で手を挙げる人たちと、1分すぎて、たとえば75秒で手を挙げる人たちといたそうだ。その後をサーベイした結果、この2つのグループのどちらか一方が長生きしたらしいんだが、Aはどちらだと思う?

-75秒
-どうしてそう思う?
-老人は、仕事がなくなって、余裕が増えるから...子供もそうだ
-そうか、余裕があるのが、75秒か

-お父さんは小さいころ、なぜ子供の方が大人よりも時間が経つのが遅いのかを考えたことがあって、それは、時間というのは、大人がすっぽり入る四角い枠のようなもので、その中に入った体の大きい大人には窮屈だが、小さい子供には余裕が感じられる....というようなものだった。
-これは人によって、状況によって、どう捉えるかによって、意見・考えの異なるところだ。楽しいことをしていたら、それがいつまでも続いてほしいと思う。そのとき、その時間が短いと言う。それが、苦しいこと、つらいことであれば、その逆で、時間が長いと言う。

-TOEIC、今までは、時間内に全部をこなすことができなかったが、今日、自分で模擬テストをやって、初めて時間内に全問答えられた。どうしてかというと、先読みをするいう技術の訓練をすることによって、それが可能になったのだ。
  • これまで、時間内に処理できなかったときは、時間がない・足りないといっていた。それは、自分の期待以上に時間がたつのが早かったからで、当然、不満足である。
  • 今日は、時間内に処理できた。時間はないのや足りないのではなく、ある時間にあわせたのだ。自分の期待以上に時間がたつのではなく、いつもと同じように時間がたつので、できように/時間内に終わらせるようにしたのだそれは、昨日、一昨日と、訓練をし、trainerのいっている/書いていることを、実体験して初めてできたことなのだ
  • 回答が正解か間違いかの答えはわからないが、あてずっぽうではなく、自分の意思で時間内に答えられたことに、意味がある当然、不満足である
老人も子供も余裕がある。たくさん退屈する。だからそれを、長生きする、あるいは、時間に余裕があるという のか? 45秒の人は、なぜ、長生きする のだろう?

今日の模擬テストは、久しぶりの、時間を管理できた、いい体験であった。そして、それによって、この疑問への自分なりの答えを得た。

会社で、いつも、meetingに遅れる人がいる。その人は、meetingが始まろうと時間になっても、まだ新しいことを始めようとする。それは時間に対して余裕のない生き方である。早く前の仕事を終えて、次の準備ができるほうが良い。先読みをする、本を読むときには、質問を作っておいて、読むほうが、理解が早いというが、本だけではなく、すべてがそうなのだ。

この年になってようやく、そのことがわかったが、これは、まだ高校1年のAにとっては、これができることが、将来の自分に大きなプラスとなることなのでで理解してほしい、と思ってこの話をしたのだった。

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